【コラム】発達障がいについて
昨今、発達障がいについてのニュースをよく見かけるようになった。
私が保育士をしていた時(10年前)を思い返してみると、本当にこれくらいの割合で、発達障がいと呼ばれる子は存在した。ただそれはあくまでも、障がいというものを親もしくは本人が受け入れた場合のことで、それ以外にも潜在的な部分で、人には言えない悩みや葛藤を抱えている親御さんも多くいらっしゃるのではないかと感じていた。
実際にパッと見ただけで、発達障がいの気質を持っているかということは、何となく分かってしまう。(これは私に限らず、保育や教育に携わった経験がある人に備わっている能力の一つだと思う)
そのような子に対して、障がいだと認めたらいいのに…と思う方もいらっしゃるかもしれないが、想いはもっと複雑で、そんな簡単には認められないというのが正直な気持ちだと思う。
発達障がいということを認めることによって心が救われる人もいれば、心に重くのしかかる人もいる。
受け止め方も、向き合い方も、付き合い方も、三者三様。ご家庭や本人にとってベストな選択は何なのかを考えていくことが、最も大切なことだと思う。
七色の光
少し不思議な話だが、発達障がいの子に対して七色の光を感じることがある。
どの色が強く出ているかはその子によって異なり、青色が強く出ている子もいれば、赤色が強く出ている子もいる。緑色が強く出ている子もいれば、黄色が色濃く出ている子もいる。
青色が強く出ている子には、より青色が際立っていくような環境を。
赤色が強く出ている子には、より赤色が色濃くなっていくような環境を用意していくことが必要である。
ここでやってはいけないのは、青色の子に赤色の要素を求めてしまうこと。
現実的に考えても、青色を赤色に変えるのは無理な話で…。(紫色になっちゃいますよね。笑)
個性がより発揮できるような環境に身を置くことが大切だと思う。
現在は教育の多様化も進んでいる。
幼児教育の場合、シュタイナーやモンテッソーリ教育、森のようちえんなど、海外の教育を主軸とした園もよく耳にするようになった。
学校の場合だとフリースクールなど様々な形態の学びの場から、自身で選択ができるようになりつつある。
2023年は、教育の認識や在り方がガラッと変わってしまうような予感がしている。(これはいい意味での変化です)
素敵な教育を展開されている施設を私の中でもピックアップして、ご紹介していきたいと思う。